2020/01/24 06:08


子供を持つ親であればどのように子育をしようかと考えますよね。

・スイミングスクール
・英会話
・ピアノ教室
などの習い事をさせて子供が自ら学び成長するようにする。

・悪いことをしたら怒り、良いことをしたら褒めてあげる
・子供に我慢を覚えさせるために甘やかさない
・子供が自立していくように、後ろから見守る
などの教育方針を決めて子供と向き合う。

各家庭において、それぞれの躾や教育方針があると思います。

教育の方法について、”五育”という言葉を聞いたことがありますか。
”五育”は、栄養学が学問として確立されていない明治31年に
医師であり薬剤師でもある石塚左玄が提唱したものです。

その五育について、今回はご紹介させていただきます。
参考になれば幸いです。

五育とは

五育とは”食育・体育・教育・知育・徳育”のことで、
人が成長するための基礎になるという考えです。

それぞれ簡単には次の通りです。
食育:食べ物に関する正しい知識を身につける
体育:身体を成長・発達させるための教育
教育:教えて知能をつけること
知育:知識を高め、知能を高くするための教育
徳育:道徳面の教育

この中で土台となるのが食育です。

最近ではコンビニやファミレスなどを利用する方が多いですね。
セ○ンイレ○ンは一日に1,700万人が来店するそうです。

でも、そのような所での食生活が続いてしまうと身体にも影響が現れてしまいます。

現代人が決定的に不足しているミネラルは鉄と亜鉛だそうです。
鉄が不足するとキレやすくなり、亜鉛が不足すると男の場合は精力減退、勃起不全になります。

また、ジャンクフードばかり食べている人が妊娠すると
カロリーはあるが栄養価はほとんど無いものばかりなので
胎児からもっと食べてという信号が出ます。
そうすると、生まれてくる子供が肥満になります。

このような原因の一つは、
食育がきちんとなされていないことだと思います。
食べることにきちんと関心を寄せて、食材を知って食べることが大切です。

ある保育園では、児童に野菜を育てさせています。
そうすると、野菜を残していた子供たちが野菜を残さずに食べるようになったそうです。
これも食育の一つのカタチですよね。

まとめ

食材を知って食べることで、初めて身体が育ち、これが体育につながる。
基本となるいろいろな栄養分をきちっと吸収できる内臓を作ること
基本的な骨格をきちんと作ることこそが本来の体育です。

身体ができると知識が入る器が完成して、これが教育になる。
そしてさらに自分で知識を求めて行くのが知育
人格を形成するのに大切な徳育につながる。

これらの基本となるのは食育です。

毎日1日3食作るというのは大変なことです。
夫婦共働きとなればなおさらのこと。

でも、その繰り返しがとても大切になる。
その繰り返しがとても嬉しいし愛しい。
時々休みながら、気長に取り組んで行きたいですね。